工事費のマジック
- 2018/06/12
- 12:29
おひさしぶりです…il||li_| ̄|○il||liタケノジDEATH
ここ数か月はリフォームと季節にも書いたように我ら竹久住宅総合改築はヒマな時期のはずでした・・・
が!!!
なぜか中~大規模の案件が山積みの大忙しでうれしい悲鳴で鼻水が出そうです。+゚(ノД`)゚+。
今日はメーカーへの見積り依頼を全て済ませ、やっとできた時間で久々にブログを更新しようと思いました
実を言うと、この数か月の間に色んな記事のアイデアが浮かんだりしてたんです!
運転中だったり、一服中だったり、トイレの中とかで
『このことをブログで書いたら面白そうだな♪』
とか
『お客さんとの会話で出てきたあの話題を書いてみよう♪』
とか
全て忘れました(´・ω:;.:...
やっぱりこの年になると思いついたらすぐメモらないとだめですね!
なので今回は去年の11月に書いた定価のマジックの続編にします
定価は基本的には商品に関するものであり、今回は施工に関する内容になります
我ら竹久住宅総合改築だけでなく、どんな商売をされている方も販売価格というものは最も重要なことであり、それ次第で繁盛するも倒産するも決まってしまうと言っても過言ではないです
高い売価で利益を多く確保すると受注が減り、結果的に全体の利益が減りますし、逆に薄利で多く受注すると儲からないのに忙しいという地獄を味わいます
大切なのはバランスであり、同じ地域内の競合他社を意識して価格を決めたりします
そうして決められた価格ですが、業者によって傾向が分かれます
例えば給湯器で見てみますと
A社:給湯器本体…8万円(定価の76%引)
工事費…6万円 合計14万円
B社:給湯器本体…10万円(定価の70%引)
工事費…4万円 合計14万円
C社:給湯器本体…12万円(定価の64%引)
工事費…2万円 合計14万円
D社:給湯器本体(工事費込)…14万円(定価の58%引)
合計14万円
これらの4業者で相見積もりを取ったとして、お客さんとしてはどう思いますか?
商品は…メーカーが作る物だから施工業者がどこであろうと関係はないので、安いに越したことがない!と思いA社
工事は…相場が分からないからなんとなく高い方がしっかり工事してくれそうだと思いA社
結論としてA社に依頼をするお客さんは間違いなく多いでしょう
逆に業者側の思惑を見てみましょう
A社:商品代は薄利で目立たせておいて、代わりに工事代金を高く設定して補おう
B社:商品と工事で別々に価格設定するのは面倒だから均等に利益を設定しよう
C社:うちは自社の職人が施工できるから工事費が安く済む分を商品代で稼ごう
D社:商品と工事の内訳を公表するのは面倒だからどんぶり勘定でいいよ
こんな感じになると思われます
同じ商品、同じ施工を行い、同じ価格の工事ですが業者とお客さんの思惑にズレが生じているのが分かりますね
工事費というのは定価というものがなく、業者が自由に設定できます
その元となるのが人件費ですが、下請けに外注するのと自社の職人に施工させるのでは差が出ます
なので工事費14万円のさらに細かい内訳を見てみましょう
A社:給湯器本体(6万円)+外注(2万円)+利益(6万円)=14万円
B社:給湯器本体(6万円)+外注(2万円)+利益(6万円)=14万円
C社:給湯器本体(6万円)+自社施工(0万円)+利益(8万円)=14万円
D社:給湯器本体(6万円)+自社施工(0万円)+利益(8万円)=14万円
結局どこも内訳は一緒であり、自社施工か外注かの違いしかないわけです
仮にこの内訳をお客さんが見れたとしたなら、どの業者を選ぶでしょうか?
恐らく下請けに丸投げするA・B社よりはしっかり指示が行き届き内訳もはっきり明示しているC社ではないでしょうか
これは分かりやすく合計額を同じにしてますが、実際はこの4社で価格も違ってきます
一般的に会社の規模が大きいほど経費がかかるため利益は多くとる傾向があります
ですから極論になってしまいますが商品や施工費がいくらだとかよりも総工費、下請けが施工するのか自社の職人が施工するのかが業者選定のポイントとなってくるのです
ちなみに一般的にこの4社はこんな会社が多いです
A社…大手リフォーム会社、家電量販店、ホームセンター、ハウスメーカー、ガス会社
B社…個人のリフォーム業者やブローカー
C社…中小リフォーム会社や施工業者
D社…工務店や大工さん
今回は給湯器を例にしてみましたが、他の商品にも通じるところはあります
ぜひ業者選定の参考にしてもらえればと思います
ではまた数か月後に…(´・ω:;.:...
ここ数か月はリフォームと季節にも書いたように我ら竹久住宅総合改築はヒマな時期のはずでした・・・
が!!!
なぜか中~大規模の案件が山積みの大忙しでうれしい悲鳴で鼻水が出そうです。+゚(ノД`)゚+。
今日はメーカーへの見積り依頼を全て済ませ、やっとできた時間で久々にブログを更新しようと思いました
実を言うと、この数か月の間に色んな記事のアイデアが浮かんだりしてたんです!
運転中だったり、一服中だったり、トイレの中とかで
『このことをブログで書いたら面白そうだな♪』
とか
『お客さんとの会話で出てきたあの話題を書いてみよう♪』
とか
全て忘れました(´・ω:;.:...
やっぱりこの年になると思いついたらすぐメモらないとだめですね!
なので今回は去年の11月に書いた定価のマジックの続編にします
定価は基本的には商品に関するものであり、今回は施工に関する内容になります
我ら竹久住宅総合改築だけでなく、どんな商売をされている方も販売価格というものは最も重要なことであり、それ次第で繁盛するも倒産するも決まってしまうと言っても過言ではないです
高い売価で利益を多く確保すると受注が減り、結果的に全体の利益が減りますし、逆に薄利で多く受注すると儲からないのに忙しいという地獄を味わいます
大切なのはバランスであり、同じ地域内の競合他社を意識して価格を決めたりします
そうして決められた価格ですが、業者によって傾向が分かれます
例えば給湯器で見てみますと
A社:給湯器本体…8万円(定価の76%引)
工事費…6万円 合計14万円
B社:給湯器本体…10万円(定価の70%引)
工事費…4万円 合計14万円
C社:給湯器本体…12万円(定価の64%引)
工事費…2万円 合計14万円
D社:給湯器本体(工事費込)…14万円(定価の58%引)
合計14万円
これらの4業者で相見積もりを取ったとして、お客さんとしてはどう思いますか?
商品は…メーカーが作る物だから施工業者がどこであろうと関係はないので、安いに越したことがない!と思いA社
工事は…相場が分からないからなんとなく高い方がしっかり工事してくれそうだと思いA社
結論としてA社に依頼をするお客さんは間違いなく多いでしょう
逆に業者側の思惑を見てみましょう
A社:商品代は薄利で目立たせておいて、代わりに工事代金を高く設定して補おう
B社:商品と工事で別々に価格設定するのは面倒だから均等に利益を設定しよう
C社:うちは自社の職人が施工できるから工事費が安く済む分を商品代で稼ごう
D社:商品と工事の内訳を公表するのは面倒だからどんぶり勘定でいいよ
こんな感じになると思われます
同じ商品、同じ施工を行い、同じ価格の工事ですが業者とお客さんの思惑にズレが生じているのが分かりますね
工事費というのは定価というものがなく、業者が自由に設定できます
その元となるのが人件費ですが、下請けに外注するのと自社の職人に施工させるのでは差が出ます
なので工事費14万円のさらに細かい内訳を見てみましょう
A社:給湯器本体(6万円)+外注(2万円)+利益(6万円)=14万円
B社:給湯器本体(6万円)+外注(2万円)+利益(6万円)=14万円
C社:給湯器本体(6万円)+自社施工(0万円)+利益(8万円)=14万円
D社:給湯器本体(6万円)+自社施工(0万円)+利益(8万円)=14万円
結局どこも内訳は一緒であり、自社施工か外注かの違いしかないわけです
仮にこの内訳をお客さんが見れたとしたなら、どの業者を選ぶでしょうか?
恐らく下請けに丸投げするA・B社よりはしっかり指示が行き届き内訳もはっきり明示しているC社ではないでしょうか
これは分かりやすく合計額を同じにしてますが、実際はこの4社で価格も違ってきます
一般的に会社の規模が大きいほど経費がかかるため利益は多くとる傾向があります
ですから極論になってしまいますが商品や施工費がいくらだとかよりも総工費、下請けが施工するのか自社の職人が施工するのかが業者選定のポイントとなってくるのです
ちなみに一般的にこの4社はこんな会社が多いです
A社…大手リフォーム会社、家電量販店、ホームセンター、ハウスメーカー、ガス会社
B社…個人のリフォーム業者やブローカー
C社…中小リフォーム会社や施工業者
D社…工務店や大工さん
今回は給湯器を例にしてみましたが、他の商品にも通じるところはあります
ぜひ業者選定の参考にしてもらえればと思います
ではまた数か月後に…(´・ω:;.:...