業者から見たお客様
- 2018/07/06
- 10:04
おはようございますっ!(`Д´)ノ
地震があったり台風来たりサッカー負けたり色々大変ですね!
我が竹久住宅総合改築は決算期を過ぎ新たな気持ちで新年度を迎えたところですが、そんなタイミングでお客様より金言をいただいたので記事を書こうと思います
その金言は記事の最後でお知らせしますが、今回は我ら建設業者から見たお客様という視点でのお話です
よくレビューとか口コミとかで業者とかお店とかを評価したりするサイトがありますが、逆に業者からお客様を評価するサイトはありませんね(当たり前ですが)
なので僭越ながら批判を覚悟でお客様を斬らせていただきますっ!キリッ
①お客様は見積書を早くよこせという割にはたいして中身を読んでいない
竹の字は起業する前まで勤めていた会社で『見積書とは作文である』との指導もあり、可能な限り見積書に載せる情報を多くすることを心がけており、『一式』という単語もできれば使わないようにしています。
しかし工事項目以前に工事金額やその支払い方法などはある程度テンプレート化されており、よほど変な業者でない限りは見積書に記載されているのは当たり前の項目のひとつです。
しかしそんな当たり前の項目も見過ごしてしまうお客様は大勢いらっしゃいます。
不思議です…
②新規のお客様は基本的に疑心暗鬼である
世知辛い世の中になってきているのは竹の字も感じ取っていますがお客様も同様で、新規で来られるお客様はまるで野良犬のように全てを疑っているように見受けられます。
悪質リフォーム業者の存在がそうさせているのかもしれませんが、『名前も住所も電話番号も教えたくないし、現地調査もお断りだけど工事費だけ知りたい』という無理難題を吹っかけられても『ごめんなさい、分かりません』としか言いようがないのです…
現状はお客様から見た業者の社会的地位は驚くほど低いようです…
③お客様からいただく1万円は業者が値引く2万円とだいたい等しい
竹の字は値引きにも書いたように、基本的に最初から最低限の金額で見積もりを出すため値引き交渉には応えられないのですが、逆にお客様は基本的に相見積もりをとった後ですら見積書の金額から値引こうとトライしてきます
その際に両者が納得する金額へすり合わせが行われるのですが、その比率がお客様1に対し業者は2以上になります
つまるところお客様の財布のヒモは岩より固いのです
④お客様は厳正な業者よりもただ話を聞いてくれる優しい業者を選ぶ
これは竹の字の過去の経験からですが、住宅にある不具合が起きてしまっているお客様に、その不具合の診断結果と対処法をお伝えした時のことです
不具合はそのお客様の日曜大工で間違った施工を行ったことによるものであることを率直にお伝えし、本来するべき工法も合わせてお伝えしました
お客様からしたら当然受け入れがたい事態だったのでしょうが、事実である以上は受け止めなければいけません
しかしそのお客様は別の業者へ流れ、しなくてもいい大がかりな工事をしてその不具合を解決されていました
人間ですので固いものより柔らかいもの、苦しいものより楽な方へと流れてしまうのは仕方ないですが、結果不要な費用が発生しているのを目の当たりにしてしまうと空しい気持ちになりました…
⑤お客様は家よりも人を見てほしがっている
我らリフォーム業者は家を直すのが仕事ですが、それは目的ではなく手段でしかありません
では本当の目的はなんだというとお客様のQOL(クオリティーオブライフ)、生活の質の改善です
どんな内容のリフォームであれ、工事前後でそこに住むお客様の環境は変わります
しっかりと手入れをした後であればお客様も安心して毎日を過ごせるでしょうし、段差を無くしたり手すりをつけたりすれば毎日行っている動作が全て楽になります
お客様は家をどうこう~ではなく、お客様のためにこの家をどうこう~という発想を求めています
⑥お客様はとても両極端である
100万円くらいの工事の最初の見積書をお客様に提出したとします
それに対するお客様の反応が…
『うん、これでいいからいつ頃やってくれる?』
100万という大金のかかった工事なのですからもう少し打ち合わせを重ねてプランを練り上げたいものです
これで想像してた仕上がりと違うと文句を言われてもこちらとしては何も言えないです
いわゆる面倒くさがりパターンです
逆に1万円ちょっとの軽微な補修工事の見積書を提出した時に
『すみませんが家族と相談してから決めたいと思います…』
ある意味しっかりしてるとも言えますが、こちらからしたら判断のできる方に見積書をお渡ししたいなと思ってしまいます
これらの2パターンの中間であるマイルドなお客様はなかなかいらっしゃらないものです
⑦なんだかんだ言ってもお客様は神様であるとお客様は知っている
我ら業者はお客様よりお仕事をいただき生活しています
ですから世の中が全て業者になってしまったら(そんなことはありえませんが笑)竹久住宅総合改築は倒産してしまいます
その中でも竹の字はお互い対等な立場で、互恵的なお付き合いができるようにお客様と接していますが、竹の字自身が客の立場となった時(たとえば引っ越しの際に業者に見積もりを依頼した時など)はやはり契約をエサに価格交渉はします
結局のところ、お客様=業者となることは永久にないのです
なので竹の字はお客様≧業者を目標にしていこうと思っています
これらの記事は竹の字の完全なる独断と偏見によるものであり、反論や批判は甘んじて受付いたします…m(_ _;)m
追記:お客様からの金言
『客は初めての業者に依頼をする時は、前金をとても不安に思うものである』
前金とは契約時に支払う契約金、着工時に支払う着工金など、工事完了よりも前に支払わなければいけない工事代金のことです
現状ではほとんどの業者が多かれ少なかれ前金を徴収しているようですが、大手や老舗でもない業者に初めて工事を依頼する時にこの前金を支払うのはとても勇気がいることだということです
竹久住宅総合改築では元から1か月以上の長期工事でない限りは前金はいただかないこととしていたため、そのお客様に安心してご契約をしていただけましたが、お客様目線はそのようなものなのだと改めて教えていただきました
地震があったり台風来たりサッカー負けたり色々大変ですね!
我が竹久住宅総合改築は決算期を過ぎ新たな気持ちで新年度を迎えたところですが、そんなタイミングでお客様より金言をいただいたので記事を書こうと思います
その金言は記事の最後でお知らせしますが、今回は我ら建設業者から見たお客様という視点でのお話です
よくレビューとか口コミとかで業者とかお店とかを評価したりするサイトがありますが、逆に業者からお客様を評価するサイトはありませんね(当たり前ですが)
なので僭越ながら批判を覚悟でお客様を斬らせていただきますっ!キリッ
①お客様は見積書を早くよこせという割にはたいして中身を読んでいない
竹の字は起業する前まで勤めていた会社で『見積書とは作文である』との指導もあり、可能な限り見積書に載せる情報を多くすることを心がけており、『一式』という単語もできれば使わないようにしています。
しかし工事項目以前に工事金額やその支払い方法などはある程度テンプレート化されており、よほど変な業者でない限りは見積書に記載されているのは当たり前の項目のひとつです。
しかしそんな当たり前の項目も見過ごしてしまうお客様は大勢いらっしゃいます。
不思議です…
②新規のお客様は基本的に疑心暗鬼である
世知辛い世の中になってきているのは竹の字も感じ取っていますがお客様も同様で、新規で来られるお客様はまるで野良犬のように全てを疑っているように見受けられます。
悪質リフォーム業者の存在がそうさせているのかもしれませんが、『名前も住所も電話番号も教えたくないし、現地調査もお断りだけど工事費だけ知りたい』という無理難題を吹っかけられても『ごめんなさい、分かりません』としか言いようがないのです…
現状はお客様から見た業者の社会的地位は驚くほど低いようです…
③お客様からいただく1万円は業者が値引く2万円とだいたい等しい
竹の字は値引きにも書いたように、基本的に最初から最低限の金額で見積もりを出すため値引き交渉には応えられないのですが、逆にお客様は基本的に相見積もりをとった後ですら見積書の金額から値引こうとトライしてきます
その際に両者が納得する金額へすり合わせが行われるのですが、その比率がお客様1に対し業者は2以上になります
つまるところお客様の財布のヒモは岩より固いのです
④お客様は厳正な業者よりもただ話を聞いてくれる優しい業者を選ぶ
これは竹の字の過去の経験からですが、住宅にある不具合が起きてしまっているお客様に、その不具合の診断結果と対処法をお伝えした時のことです
不具合はそのお客様の日曜大工で間違った施工を行ったことによるものであることを率直にお伝えし、本来するべき工法も合わせてお伝えしました
お客様からしたら当然受け入れがたい事態だったのでしょうが、事実である以上は受け止めなければいけません
しかしそのお客様は別の業者へ流れ、しなくてもいい大がかりな工事をしてその不具合を解決されていました
人間ですので固いものより柔らかいもの、苦しいものより楽な方へと流れてしまうのは仕方ないですが、結果不要な費用が発生しているのを目の当たりにしてしまうと空しい気持ちになりました…
⑤お客様は家よりも人を見てほしがっている
我らリフォーム業者は家を直すのが仕事ですが、それは目的ではなく手段でしかありません
では本当の目的はなんだというとお客様のQOL(クオリティーオブライフ)、生活の質の改善です
どんな内容のリフォームであれ、工事前後でそこに住むお客様の環境は変わります
しっかりと手入れをした後であればお客様も安心して毎日を過ごせるでしょうし、段差を無くしたり手すりをつけたりすれば毎日行っている動作が全て楽になります
お客様は家をどうこう~ではなく、お客様のためにこの家をどうこう~という発想を求めています
⑥お客様はとても両極端である
100万円くらいの工事の最初の見積書をお客様に提出したとします
それに対するお客様の反応が…
『うん、これでいいからいつ頃やってくれる?』
100万という大金のかかった工事なのですからもう少し打ち合わせを重ねてプランを練り上げたいものです
これで想像してた仕上がりと違うと文句を言われてもこちらとしては何も言えないです
いわゆる面倒くさがりパターンです
逆に1万円ちょっとの軽微な補修工事の見積書を提出した時に
『すみませんが家族と相談してから決めたいと思います…』
ある意味しっかりしてるとも言えますが、こちらからしたら判断のできる方に見積書をお渡ししたいなと思ってしまいます
これらの2パターンの中間であるマイルドなお客様はなかなかいらっしゃらないものです
⑦なんだかんだ言ってもお客様は神様であるとお客様は知っている
我ら業者はお客様よりお仕事をいただき生活しています
ですから世の中が全て業者になってしまったら(そんなことはありえませんが笑)竹久住宅総合改築は倒産してしまいます
その中でも竹の字はお互い対等な立場で、互恵的なお付き合いができるようにお客様と接していますが、竹の字自身が客の立場となった時(たとえば引っ越しの際に業者に見積もりを依頼した時など)はやはり契約をエサに価格交渉はします
結局のところ、お客様=業者となることは永久にないのです
なので竹の字はお客様≧業者を目標にしていこうと思っています
これらの記事は竹の字の完全なる独断と偏見によるものであり、反論や批判は甘んじて受付いたします…m(_ _;)m
追記:お客様からの金言
『客は初めての業者に依頼をする時は、前金をとても不安に思うものである』
前金とは契約時に支払う契約金、着工時に支払う着工金など、工事完了よりも前に支払わなければいけない工事代金のことです
現状ではほとんどの業者が多かれ少なかれ前金を徴収しているようですが、大手や老舗でもない業者に初めて工事を依頼する時にこの前金を支払うのはとても勇気がいることだということです
竹久住宅総合改築では元から1か月以上の長期工事でない限りは前金はいただかないこととしていたため、そのお客様に安心してご契約をしていただけましたが、お客様目線はそのようなものなのだと改めて教えていただきました