覆水盆に返らず
- 2019/10/06
- 18:59
いや~やっとこさ秋らしくなってきましたね~
ひぐらしの鳴き声を聞くようになってから昼は短く、夜は長く、太陽も少しずつ斜めから差すようになり、夏が終わろうとする今日この頃…
めっちゃ物悲しい気持ちになってる竹の字です。+゚(ノД`)゚+。
夏が終わって秋がやってくると、あのうるさかったセミや太陽がなりを潜めて大人しくなっていき、次第に風の音がよく聞こえるようになり、そして冬が来ます…
もう、春夏秋冬じゃなくて春夏春夏春夏しゅんk(以下略 でいいのにな~と思います
さて前置きが長くなりましたが、我ら竹久住宅総合改築も秋ならではの単品工事の多さと、増税後の次世代住宅ポイント制度の書類の多さでなかなかの忙しさです
そんな中、ある外壁塗装の現場のお客さんとのやりとりで思ったことを書いてみようと思います
家というのは一生の間で一度(二度以上の猛者もいますが)の高価なお買い物であり、人生の最期まで共にする住処です
食べ物や衣服などと並べて衣食住という言葉があるように、人が生きていく中でどうやっても切り離せない必要不可欠なものです
そんな家を維持・管理していかなければいけないのですが、ほとんどのお客さんが ”いつ” ”どこを” ”どうやって” いけばいいのか分からないでいます
またメンテナンスをしないといけないということは分かっていても様々な事情により後回しになったりしてしまうこともあります
例えば、子供の学費で厳しいが屋根や外壁も痛んできてるしどうしよう?というケース
傷んでいると言っても色々です
単純に塗装が褪せて見た目が良くない場合は…
子供の学費を優先させちゃいましょう!!(*`д´)b
ヒビが入ってきてる場合は…
んーでも子供を優先させちゃいましょう(*`д´)b
塗膜は剥がれ反り返ってきちゃってる場合は…
ローンを組んで直しましょう(*`д´)b
素材自体が肌別れ(剥離)しちゃっている場合は…
もはや手遅れ…かも(´・ω:;.:...
メンテナンスを先延ばしできるのか、すぐやらなきゃいけないのかという境界線は簡単に言えば素材その物の変質・変形・破損などの恐れがあるかないかなのです
塗装の色褪せはあくまで塗膜の問題であり、外壁や屋根の素材そのものにはまだ影響は少ない段階です
この段階で再塗装するのがベストではありますが、金銭的に余裕があればのお話ですね
ヒビが入ってきていても今すぐどうこうなるわけではないため、やはりお子様を優先させるべきと考えます
余裕ができたらなるべく早くに家にも手をかけてあげてほしいですね
塗装が完全に剥がれてしまったり、反り返ったりしている場合は大規模な改修を行わない限り元通りには戻せませんが、このタイミングで手を入れてあげて、そこからしっかりとメンテナンスしてあげれば普通に住んでいけます
ここがリミットだと竹の字は考えます
最期に素材自体がダメになってしまっている場合は、いくら職人さんでもどうにもできません
まさに覆水盆に返らずとはこのことで、限度を超えて放置した状態では神様でもない限りは手遅れなのです
相当な費用をかけてでもやり替えをするか、もしくは建て替えになります
このような事例は金銭的な事情により起こるケースが多いですが、そうでなくてもお客さんの過信であったり、相談できる業者の存在がないせいで起こる場合もあるため、もっとお客さんと業者の距離が縮まる必要があるのかなと思います
実際に今すぐリフォームをするとかという段階でなくても意見を聞きたいという理由で呼ばれることもありますので、取り返しがつかなくなる前に気軽に相談できる空気を作れるようにしていきたいと思います
ではまた~