いくら?
- 2022/01/20
- 15:39
このワードに最近戦慄を覚える竹の字です…ガクガク(((;゚Д゚)))ブルブル
営業やってんだから、逆にいくらか聞かれないわけないでしょ…
って言われそうですが、これには訳があるのです!!
リフォームの見積もりはただ物を販売するのとは違いとても複雑です
それには以下のつの要素が関わってきます
●いつ
施工の時期をこちらの都合に合わせてもらえるのか、それとも大至急なのか
これによって業者側に別で経費が発生することがあるため、どのようなタイミングでの工事を想定されているのかの情報が必要になります
●どこで
リフォームの内容によっては、現場での施工が困難であり、一度会社の作業場へ持ち帰り再度納品するというケースもあります
また単純に現場が遠方の場合は交通費であったり、市街地の場合は駐車料金などの経費が別で発生する場合もあります
現場の環境や立地と施工内容との組み合わせによって決まってきます
●誰が
基本的には施工する内容の専門工が作業にあたりますが、緊急工事であったり繁忙期など人手が足らない時期などは協力業者へ依頼するケースもあります
また簡単な内容であれば専門工ではない者がまとめて施工するケースもあるため、リフォーム工事全体の段取り次第となってきます
●何を
資材や商品に該当します
メーカー・型番で定価と掛け率(割引率)により算出できますが、全くの同一商品でも販売メーカーによって定価や掛け率に差が出たりするため、商品の選定をする際には色々な経路が存在します
●どのくらい
商品の必要な量によっては単価の増減や梱包・発送手数料などが発生したりする場合があるため、どの程度の量が必要となるのかによって価格が変動します
●どこから
リフォームは新築と違い、現在がどのような状況なのかによって工事のスタートラインが変わってきます
●どうする
リフォームをする範囲に決まりはなく、その範囲が広ければ広いほど新築と近くなる半面費用が増えます
営業は現地調査に伺った際にこれらを聞き取り、もしくはお客さんとの会話から察して見積書に反映させるので、お店で「これいくら?」と商品の値段を聞くのとは訳が違うのです
引き合いのあったお客さんへの最初の電話で
「トイレを交換するといくらすんの?」
とか、現地調査の際に聞き取りを済ませた後で
「ざっくりいくら?」
と聞かれますが
正直分かりません…。 ・゚・(ノ∀`)・゚・。
トイレ交換の費用を聞かれても、「車っていくら?」と聞かれてるようなもので、大衆車なのか高級車なのか、新車なのか中古車なのか、国産なのか外車なのか…
質問が漠然としすぎていて返答に困るのです
ざっくり聞かれても、商品定価からの値引き率に数量を掛け、そこに工事費や諸経費が加算されますので暗算が得意な天才少年でもない限りは即答はできないのです
また訪れたこともないお客さんの家の状況を知る余地もないため、電話口で執拗に値段を聞かれると…
グレマスゾ…(メ▼_▼)y-~
竹の字としては性格的に適当なことは口にしたくはないし、逆に言えば一度口にしたことは覆したくないので安易に金額を口にはしません
でも、こういった営業目線での事情も分かってくると、お客さんとしても少しゆとりをもって打ち合わせに臨めるようになるのではないでしょうか
「金額は後日私の代わりに見積書がお伝えします…キリッ」
と言い返せるほどの図太い神経を持ちたい竹の字でした!!デハマタ